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スパイダーバース。ちょっと評価されすぎ感ない??

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人ってね。ほとんどの人は自分に自信を持ってないんですよ。

だからね、自分が「良い!」と言うものを自信を持って「良い!」って言えないんです。だから一般的に「良い」と言われてるものがさらにどんどん「良い!」って言われるんです。なぜなら、評価されてるものをちゃんとわかってる自分かっこいいからです。

 

 

例えば、アパレルのブランドとかまさにそうよね。なぜティファニーが売れるのか?なぜギャルソンが売れるのか?それは、初見から多くの人が「良い!」って言ったからじゃなくて、世間的に「かっこいい!」「可愛い!」とされてるから、「かっこいいものを身につけてる俺はかっこいい!」だったり、「可愛いとされてるものを身につけてる私は可愛い!」ってなるんです。ノーブランドだと安心できないんです。自分の感性というものを、多くの人は持っていないんです。センスが迷子、感性が、お母さんに迎えに来てもらえないと小学校に通えない子供なんです。

 

だって、それがかっこいいのか、可愛いのか、自分で判断できないから。

そんなやつらにとっても便利だから、ブランドというものが存在するんです。

ブランドっていうのは、「かっこいいもの」はこれですよ!って教えてくれるんです。そうしないとみんなが判断できないんです。つまりほとんどの人は、どこかの誰かの金魚の糞。お母さんに迎えに来てもらえないと道を進めない生まれ持っての迷子。ウサギは寂しくても死なないらしいけど、人間は道標がないと生きていけないんです。余談ですが、アルパカは寂しいとガチで死ぬこともあるらしいですよ。業者もアルパカはめちゃめちゃ気を使ってるらしい。今ググった情報だから信ぴょう性は知りません。自分で調べてください。

 

「スパーダーバース」も、「君の名は」も、「カメラを止めるな」も、幾ら何でも評価されすぎ

いや、面白いですよ。普通に。スパイダーバースこの前見たけど。普通に面白い。映像も綺麗。でもさ、時空がどうとか、漫画の世界から来たとか、アニメの世界から来たとか、主人公が「お前には無理」という烙印を押されて奮闘するなんて、設定自体はめちゃくちゃに使い古されたものなんすよ。まぁMARVELの映画にストーリー性も止める方が間違ってると思うんすけど。いつものMARVEL映画は大体アンパンマンと一緒ですし。

 

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だからまぁ、なんというか、本来の評価よりも異常に評価されてないですか?っていう。

 

例えば「君の名は」って、興行収入が、日本映画で歴代4位らしいですね。

じゃあ、日本映画の中で歴代4位レベルで面白かったか?って聞かれると疑問じゃないですか?面白いけどね。ただ、ナウシカの方が面白いし、もののけ姫の方が普通に面白いと思う。

 

じゃあなぜ、「君の名は」はあそこまでウケたのか?

答えは、何が面白いのか判断できないそうに対してわかりやすく、面白いって言いやすくて、面白いって言えばわかってる感をうまく演出したからです。

 

なんかさ、今、情報が増えすぎて、映画が増えすぎて、どれを見て良いかわからないんですよね。だから、人が評価してるものをとりあえず見て評価する。

 

なんだけどさ、最近は本当に、人が評価してるものをとりあえず見て評価するっていう流れがあまりにも多すぎると思うんすよね。

 

自分で良いものを選べないトイレトレーニング前の子供達

 

こうやって評価される映画って、最近本当に多い。表題の「スパーダーバース」もそう。「君の名は」も、「カメラを止めるな」も、全部それ。

 

もちろん昔もありましたよ。昔で言うと、「ショーシャンクの空に」とかまさにですよね。

あれは、「わかってない人でもわかってるということで映画通ぶれる」という現象により異常なまでに評価されてる映画の代表格。

面白いんだけどね、だけど、誰もかれもが、「俺の中のナンバーワン映画!」って言われるようなもんじゃないでしょ。いや、もちろん面白いんだけどね。

 

あれ?今って映画通イコール「ショーシャンクの空に」評価するという流れじゃない?あ、もしかしたら今はもう「ショーシャンクの空に」を評価してる映画通は古いって流れになってるのかも。気持ちわり。

 

要は、「自分で良いものを評価できない」人が、これを評価してる俺カッコ良い!っていう価値観からの評価が、最近はあまりにも多すぎるんすよ。お前は本当に生きてんのかって感じ。感性がトイレトレーニング前の赤ちゃん。まだ一人で自分の意見を言えないんです。

 

面白いけどね、でも、別にそんなに騒ぐほどのことでもないでしょ

 

つまらないとは言わないですよ。迫力もあったし、でも、普通じゃない?

こうやって、異常に評価されるものには共通点があります。それは見る前のハードルが低かったこと。

「カメラを止めるな」なんかまさにわかりやすいですよね。

あれ、元々は小規模劇場で上映されていた無名映画だったからこそ、あそこまでのヒットに繋がったんでしょう。要は、期待感が薄い状態で、意外と面白いと異常なまでに評価される世の中になってきたよねっていう。

 

あれは単純に、「マイナー映画でも面白いものを知ってる俺かっこいい」というサブカルクソ野郎によって大騒ぎされて、その大騒ぎを聞いたサブカルクソ野郎が、また大騒ぎして、その大騒ぎを聞いて、「自分で良いものを決められないセンスが迷子」達が大騒ぎをした結果、あの異常なほどの大ヒットになったんだと思います。

 

スパイダーバースも一緒。

本来なんのストーリー性もない、誰もストーリーの伏線とかを気にしていないMARVEL映画で、ちょっと時空だのなんだのの伏線が入ったから「こりゃすげえ!!」ってなったの。最初のSAWにて伏線を勉強して感性を磨け。

 

そしてこのパターンでお決まりなのが、超売れてから「面白くないよね」層が生まれること。これをマウンティングループと言います。2秒で考えました。もっと良いネーミングあったら教えてください。

 

「マイナーだったものが異常なほどに評価されたことでメジャーになった結果、良いということが逆にダサい」というマウンティングループに陥ったからです。そしてマウンティングループを行うのが、最初に騒いだサブカルクソ野郎だったりします。

 

だって、マイナーだから面白いということがかっこよかったのに、メジャーなものを評価する俺だとカッコがつかないからです。

 

あれ?今スパイダーバース批判を書いてる俺、まさにマウンティングループのサブカルクソ野郎になってます?

やば。

 

今日はそんなところで。

 

 

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